【一発ゲームス】収録現場インタビュー取材 “逢見リカ”（２）
─── ゲームユーザー？
IP ソーシャルゲームはやるんだけど、がっつりAVのコアユーザーではない、という層ですね。
だから、AV GAMESのゲームはAVユーザーさんと言うより、ちゃんとゲームユーザーさんが対象だと思っています。
─── じゃあ、逢見さんのファンとは逆のタイプというか…。
逢見 そうですね。
YouTubeを始めたきっかけの１つで、少しでもゲームがわかるファンを獲得できたらいいなと思って…。
でも、動画投稿はなかなか結構難しくて。
自分で撮影して、編集もしているんですけど、編集をしているとゲームができないんですよ。
IP あー、なるほど。
『なまいき妻を屈服セックス Vol.2 ～強がっていてもこらえるあんたが美しい～』
逢見 それで、ゲーム配信もやりたいなと思っていたので、一旦動画の編集作業はおいておいて。
２本だけ動画を編集した後は、ずーっとゲーム配信ばっかりやってます（笑）
IP じゃあ、YouTubeは事務所さんの後ろ盾があるわけじゃなくて…。
逢見 はい。自分で勝手にやっちゃってます。
IP こういう言い方は変かも知れないですけど、AVってスタッフさんが全部用意してくれるじゃないですか。
逢見 そうですね。
IP でも、YouTubeの活動って、全部逢見さんがやることを決めるわけですよね？
それをやっていてどうですか？
逢見 いやー、どうなんだろう？
でも、ほとんどが配信なので（動画を編集せず、撮って出すだけだから）好き勝手やっちゃっているので…。
たぶん、人を集めようとしたら、もっとやることがあると思うんですけど、もしもそうし始めちゃうと、もう落ち着く場所が無いというか…。
もちろん、全部仕事にするのも良いけど「ここは私のテリトリーだ。好き勝手にやらせてくれ」という気持ちです。
IP じゃあ、YouTubeはプライベートの延長として、特に目的は持たずにやっていくということですかね？
逢見 そうですね。
ゲーム好きのファン層が獲得出来たらいいなぁ、ぐらいですか？
AV GAMESが目指す世界とは
IP それじゃ話を変えて、APEX上の目標は何かありますか？
逢見 どんどんランクを上げていって、推しとマッチする。
夢ですね（笑）。
ただ、一緒にやれる友達がいない（注・APEXは３人１組でチームプレイするのが基本なので、知り合い同士でチームを組む方が有利とされる）から…。
プロゲーマーの人達は、もっとランクが上だし、配信上でも「友達いない奴は、ランク上がらせてもらえないんか！」って言ってますね（笑）。
IP フルパ（注・フルパーティーの略語で、チーム全員が知り合いの状態を指す）を組みたいっていう願望はあります？
逢見 ありますね。
IP フルパでやるとVC（注・ボイスチャットの略語で、チームメート同士で音声で意思疎通しながらゲームを進めることができる）があるので強いというのは当然あるんですけど、それに加えてコミュニケーションが生まれてゲーム以外の思い出もできるっていう…。
そう言えば、ヴァロラント（注・FPSの一種）をプレイしている女優さんをYouTubeで見かけたんですが、女性だけのチームで、さらにコーチもついていて、ノリが完全に部活でした。
逢見 えー、凄い！
IP 女子バスケ部の真剣な練習を見てるようで…。
ホント、青春って感じでしたね。
逢見 そういうのも、面白そうですね。
IP 僕は元々はAVのプロデューサーをやっていて、その後にゲームのプロデューサーもやるようになったんですね。
それで、AVはAV、ゲームはゲームで、おのおの表現できることがあると思っていて、今の僕はゲーム業界にいるからこそ、そこでどうやってアダルト業界に貢献していこうかっていうことを考えているんですけど…。
できる、できないに関係なく、これを実現できたらいいなと思っている事は、女優さんだけでゲームのチームを作って、某プロゲーミングチームが主催するAPEXの大会に出場するっていう…。
逢見 それ、めっちゃ良いですね！
IP ただし、こういうメジャーな大会にアダルト業界やセクシー女優さんが参加するっていうのは、かなりハードルが高いんじゃないかって思っていまして…。
─── そんなに厳しいんですか？
IP 厳しいと思います。
まあ、アダルト系でも全然参加して良いよって言ってくださる大会もあるとは思いますが…。
難しそうなら、AV業界の中だけで、事務所とかメーカー対抗の大会を開いてみるのも、面白いかも知れません。
逢見 男優さんでもプレイしている人はいるので、業界人だけでやっても面白そうですね。
IP AV業界の中でゲームに特化しているのは僕らだけしかいないんで、そういったところで業界に新しいコミュニケーションかな？
そういうのができたら良いなと思ってます。
『天然Hカップの極華奢ミニマム美少女‘逢見リカ’ E-BODY全4タイトル丸ごとコンプリート9時間BEST』
AV GAMESのキャッチコピーは「オトナの遊び場を創る」なので、そういった場をユーザーさんにも提供していきたいという…。
逢見 いいですね。
IP そこから、AV GAMESとして、何というか「女性のライフスタイルの多様化」に繋がればいいと思ってるんですよね。
逢見 ？？？
IP これは僕の話になっちゃうんですけど、E３（注・Electronic Entertainment Expoの略称で、世界最大規模のゲームの見本市。）というアメリカのロサンゼルスで開催される、世界一大きいゲームの展示会があって、そこに行ったことがあるんですよ。
そこで僕は軽くカルチャーショックを受けて…。
何かって言うと、普通に女性のスタッフもいるんですけど、皆さん、ノーメイクでTシャツでGパン。
逢見 おおー。
IP で、かたや日本のゲームショウに戻ってくると、ばっちりメイクで肌の露出も多いイベントコンパニオンさんがバーって立っていて。
まあ、単純にアメリカと日本の文化の差だと思うんですけど、日本では萌え美少女ばっかりなのに、向こうだと１個ぐらいしかブースがありませんでした。
だから、そのブースだけちょっと浮いてる。
もちろん、どちらが悪いとか、そういう話ではないんですけど…。
逢見 そうですね。
IP でも、同じゲームというコンテンツなのに、アメリカと日本で女性の起用のされ方がこれだけ違うんだな、というところに違和感を覚えて。
そこでAV女優さんのことを深く考えるようになったのですが、今の女優さんは、ただAVに出演しているだけじゃないですよね。
SNSもやるし、テレビに出たり、恵比寿マスカッツみたいなアイドル活動をやったりとか…。
逢見 ストリップとかもありますよね。
IP ありますね。
そういう風に（ネットなどを使って）セクシー女優さんが一般化してきている。
恵比寿マスカッツが分かりやすい例ですけど、普段AVを購入しないような女性ファンだったり、純粋に彼女達をいちアイドルとして応援するファンがついた。
そこから、AV以外の活動をすることによって、AV以外のジャンルのファンから支持を得られることが分かりました。
僕としては「女優さんや業界に貢献したい」という想いがあるので、その為に業界や女優さんが活躍できる場を増やして、男女の価値観にとらわれない、ポジティブでフラットな性文化が形成されれば良いなと思っています。
逢見 確かに、日本だと性に関してあまりオープンじゃないですよね。
センシティブというか…。
IP 女の子が下ネタを言っちゃいけない、とかもそうですよね。
だから、そういった性的な事柄を、性別関係無しにオープンに話しても大丈夫な状態というのが、ある意味「本当の男女平等」に近づけるんじゃないかと思うんですよね。
AV以外の活動で、やってみたいこと
─── AV女優さんの仕事が多様化するとして、具体的には脱ぐ仕事以外のものも増えていくわけですよね？
そういう状況が起こったとして、逢見さんはどう思うかという点は伺いたいんですが。
逢見 いいと思います。
私のYouTubeだって、そんな感じじゃないですか。
もちろん、そういう仕事があるならやっていきたいですよね。
実は根がそんなにHな人間じゃないから…。
AVとして、映像作品の中で、そういうのをするのは大丈夫ですけど、普段の場でエロを求められても引き出しがないというか…。
未だにプライベートの経験が、デビューの時と変わらないという（笑）。
だから、イベントとかで「Hなコメントをください」とか言われると困るんですよ。
「何がHなコメントなのかわかんないし」ってなっちゃうんですよね。
─── じゃあ、そういう選択肢はあった方が良い？
逢見 （男性にも）AVが苦手に人がいるじゃないですか。
私のファンにも「好きな人の作品は観られないです」という人がいて。
だから、AV以外のお仕事があった方がファン層も増やせるので、選択肢はあった方が良いですよね。
─── 今、逢見さんはゲームの配信をされているじゃないですか。
それ以外で仕事にしてみたいことってありますか？
逢見 あー…………下着のモデルさんとか？
洋服だとサイズの問題で厳しいんですけど、下着だったら平気ですし、脱ぐのには全然抵抗がないので。
IP スタイル良いですもんね（笑）。
─── モデル以外では、してみたいことってありますか？
逢見 普通にお芝居もやりたいですけど、何だろうな……難しい！
Vtuberはずっとやりたいと思ってましたかね。
正体隠してね。
IP それは面白い！
逢見 手が綺麗だって言われるから、手のモデルも良いですね。
ネイル系とか。
まあ、できることだったら、何でもやってみたいんですよね。
IP オファーが来てから、検討する感じですか？
逢見 そうそうそう。
やってみたら意外と良かったなんてケースもあると思うんですよ。
たとえばアテレコとか。エロゲーのアテレコとかね。
後は、何か作ることもやってみたいですね。
たとえば、私は小麦粉、乳製品、卵のアレルギーなので、そういうものが含まれていない何かを作ってみたいですね。
お菓子作りはやっていて、オートミール粉、大豆粉、アーモンドの粉とか、色々使ってます。
ただ、レシピ本は既にいっぱい出ているので、特に私が新しく始める事って難しいんですけど…。
何か、そういうことにたずさわれたらな、と思いますね。
IP 情報発信するだけでも、結構違うような気がしますよ。
同じアレルギーで苦しんでいる人もいると思いますし、逢見さんに対する理解も深まるはずですよ。
逢見 外食だったらヴィーガン対応とか、逆に焼肉とか。
（食事に）何が入っているかが判らないのは困るんで。
乳製品や小麦粉を使わなくて良い食事を提供しているお店を紹介するのもやってみたいですね。
ただ、そういうお店の数が少ないんで、最終的に（自分でお店を）経営ができたら凄いですよね。
いかがだったろうか？
リカちゃん、Iプロデューサーともに同じ趣味だったため、インタビューの収録時間は予定を大幅に超えたが、その内容はかなり濃いものになったと思う。
リカちゃん自身がYouTubeでゲーム配信をしていることもあって、こちらの質問にも的確に回答していただいて、初対面の時に抱いた「可愛い」という感想が、ますます強まってしまった。
また、AV GAMESが目指す世界もかなり文化的な内容で、今後の彼らの動向には注目せざるを得ない。
何か大がかりなイベントや発表がある場合は、すかさず皆さんにも情報をお届けしたいと思う。
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